TV音声トランスミッタ(とFMラジオ)の製作

0.はじめに

TV画面がどんどん大きくなっている。
画面が大きくなると、離れて見なければならない。
離れると、音声は大きくしないといけない。
近くを通るとうるさい。
だんだん耳も悪くなってきた。
ますますうるさい。


そこで、TV音声を耳元で聞くシステムを作ることにした。

1.構想

・どうせなら音の良いFMにしたい
・安定度の高いFMトランスミッタとラジオをアナログ回路で作るのは、私の腕では難しい
 →1チップのFMトランスミッタを使う
  DSPラジオを使う
  
・どうせなら通常のFM放送も聞けるようにしたい。
 ただし、TV音声は電源Onですぐ聞けるようにしたい
 →チューニングボリュームは無いほうがよい
  →I2Cを使ったラジオにして、

     電源On時には、TV音声が聞けるようにする
    チューニングボタンを押すと、通常のFM放送が聞けるようにする
・TV放送と一般放送を合わせて、10chとする(これだけあれば十分と考えた)
・あまり大きくしたくない
 →ラジオはモノラルにする
  ただし、トランスミッタは将来の気変わりに備えてステレオにしておく。
・どうせならAM放送も聞けるようにと思ったが、今回はあきらめる
  N〇Kラジオは卒業した
  民放AMはFMで聞ける
・電池で駆動できること

 

2.ICの選定

・I2Cのデータ送信は、PIC16F1503を使うことにした
  私がPICKITを持っている
  安い
  I2C通信が簡単にできる
・FMトランスミッタはQN8027、ラジオはRDA5807を使う
  安い
・オーディオパワーアンプはNJM2073にする→ノイズ大のためHT82V739に変更
  手持ちの関係で

・チャンネル表示用に、7セグLEDとデコーダ(74HC4511)を使う。
  デコーダを使うほうが、PICの出力を減らせる(実際は余ってますが)
  プログラムが楽になる
・電源は3.3Vが必要。→電池3本から、レギュレータで3.3Vを作る
 →レギュレータはS-812C33AY(手持ちの関係で)